片方だけになったダイヤピアス・もう片方を作ってみました。

「片方だけになったピアス、もう片方作っていただけますか ?」

・・・・頑張ります。

 

ハンドメイド製作ではない難しさ ~型とりからのロストワックス製法~

お得意様から “片方のピアス” 製作のご相談をお受けいたしました。

ハンドメイドで チャッ チャッ と作ってしまえば、さほど難しい作業ではないのですが、残ったダイヤピアスと新規で作ったダイヤピアスの大きさが合わなくなる。

また、価格もオートクチュール価格となる。

 

お世話になっているお得意様のリクエストなので、「できません」は言えない。

また、モノを大事に使う姿勢にはリスペクトできるし・・・。

 

あまり多くない脳みそに熱を持ちながら、閃きました !

 

シリコンで型をとろう ♪ クローン ? をつくってしまおう !

1, お客様から預かったプラチナダイヤピアスの芯=ポストを切断いたします。

2, お客様から預かったプラチナダイヤピアスのダイヤを外します。

3, 外したダイヤの直系を計り、10倍のルーペで見ながらクラリティ―及びカットのグレードを確定します。

4, その外したダイヤと同じような、カット・クラリティ―・カラットのダイヤを仕入れます。

5, 芯とダイヤを外したピアス枠をシリコンで型をとります。

 

少し高くつきますが、シリコンを使用するのがみそ

通常のゴムを使用すると、ちじみ が発生してピアスの大きさが揃わなくなります。

 

6, この型を鋳造工場に持ち込み、キャスティングいたします。
※ロストワックス製法

7, キャスト = 鋳造されたピアス枠を磨きます。

8, 磨いたピアス枠にピアスの芯 = ポストをロー付け(溶接)いたします。

9, ロー付けしたピアス枠にダイヤを留めます。

これで新規の片方制作は終了。

 

しかし、お客様から預かったオリジナルのダイヤピアスの再生が・・・。

 

ちかれたび ~ と言いたいところですが、頑張ります。

 

お客様のオリジナルピアスに ポストロー付けからの ダイヤセッティングいたし完成 !!

どうですか ? どちらを作ったかわからないでしょう ♪

両方のピアスの芯の長さにも気をつけました。

職人からの一言

この裏技は、1psのピアスを作るために 2ps = 1セットの作業 + 型取り + 鋳造という工程が入ります。

よって、通常この作業は、手間と、時間のかかる作業とも言えます。

 

また、お預かりしたダイヤピアスの破損リスクも、かなり高くなる加工とも言えます。

それと鋳造 = キャストは、百発百中とはならない場合があり、キャストのやり直しも発生いたします。

 

よってこの作業依頼は、お断りさせて頂く場合もございます。

ご了承願います。