淡水真珠(びわ湖真珠)・穴あけからのペンダント製作

横浜市よりご来店のお客様からのオーダー!!

「この びわ湖真珠 アクセサリーとして使いたいのですが、加工できますか?」

出典:荒廃が進み、崩れ落ちそうな関蝉丸神社下社を修復して、次世代へ引き継ぎたい>>

 

ペンダントとピアスにいたしましょう ♪


クラウドファンディング・ご支援のリターン品の「びわ湖真珠」に穴を開け、18金のチェーンを通す。

滋賀県の関蝉丸神社、下社修復のためのクラウドファンディングの返礼品の淡水真珠(びわ湖真珠)。

◇びわ湖真珠

琵琶湖固有種のイケチョウガイからとれる淡水真珠です。
一粒丸々が真珠層からなる「無核真珠」、厚巻で華やかな「有核真珠」どちらもどれひとつとして同じ形がなく、色も多彩です。
蝉丸が琵琶湖の名前の由来になった琵琶の名手であること、またもう一人のご祭神・豊玉姫命が真珠の神ともいわれることにちなんだお守りです。
桐箱に入れ、紅白の水引で封をしています。

引用:荒廃が進み、崩れ落ちそうな関蝉丸神社下社を修復して、次世代へ引き継ぎたい>>

 

無穴で無調色のセミバロックの真珠。この小粒の真珠に穴を開ける。

商売感覚で言えば失敗リスクが高く、尚且つ、加工代金もそんなに頂けない。

それと失敗したら 罰 があたりそう。

緊張と覚悟のいるオーダー。

しかし、これもご縁。神の御加護を信じて、穴を開けペンダントとピアスを製作するご提案を口にしてしまいました。


穴を開ける工具。

18金・ベネチアンチェーン 0.6Φがギリギリ通る大きさの穴を開ける。

神の御加護を信じて、大胆かつ繊細に。

普通、これだけ小さい淡水真珠ですから、1個や2個失敗=(真っすぐ穴が開かない ・真っ二つに割れる)ものですが、8個無事貫通させる事ができました。

18金ブラピアス製作

市販されているピアスパーツが使えない。

ジュエリーパーツメーカーが販売しているピアスパーツ。


ピアスポストは使えるが、皿付ツキ差しが使えない。

矢印の部分の皿が、淡水真珠(びわ湖真珠)の寸法に合わない。

淡水真珠(びわ湖真珠)が小さすぎるため、パーツが大きすぎる。

よって作ろう。

皿を無くし、芯だけのツキ差しを作ったため、ホールド性を高めるために、多めに接着剤を盛る。

普段 = いつもは、こんなに接着剤は盛らない。


上記のように、芯の上の皿付近の接着剤をとるのが、当たり前ですが、この度はそれでは耐久性が確保できない。

お客様、神様、お許し頂けましたら、幸いでございます。

ピアス製作のために、淡水真珠(びわ湖真珠)2個の穴あけも成功 !!

 

10個、オールクリア!  コンプリート ♪

職人より

通常、淡水真珠のような、極端に小さなもの の穴あけ加工は当店いたしておりません。

理由は失敗する = (穴が真っ直ぐ開かない・真っ二つに割れる) 可能性が高いためです。

 

私も凹みますし、お客様も悲しむからです。

しかし、この度はお受けしてしまいました。

 

理由は、お客様がとても 大らか な方であり人格者。

失敗してもご理解いただけるとお見受けした。

と、いうのもありますが、私自身がお受けしたいと思ったからです。

 

お客様自身、関蝉丸神社に縁もゆかりも無い。

なのにご支援された。

その返礼品が私の前に現れた。

 

この流れに寄りたい、縁をつけたい。

そう感じたのかもしれません。

 

この度の仕事をご依頼いただいたお客様と、ご縁を頂いた神様に感謝申し上げます。

ありがとうございました。