ピアスからイヤリングへリフォーム・10金編
世田谷区よりご来店のお客様からのオーダー !!
「このピアス、イヤリングにできますか?」
お任せ あれ !!
イヤリングの形状と材質による価格の違い
この度のご依頼、最初はプラチナ900のネジバネ式イヤリングでのお見積りを提出いたしました。
見積り致した私が言うのもなんなのですが、結構いい値段。
理由は、私が利益を沢山ほしいのでは無く、プラチナ900が高い、いや、混ぜてあるパラジウムが高い。
そしてネジバネ式イヤリングの製造費が高い。
なのです。
次の画像をご覧くださいませ。
こちらのイヤリングは、昔からあるスタンダードなイヤリングパーツです。
耳に挟み、ネジをくるくる廻すタイプ。
皆様のお母さまが外出前に首を傾け、耳に手を添えクルクル廻していた記憶ありませんか? 女性がお出掛け前に行う儀式? いや 作法? いや行動ですね。
私の家では、母のルーティンでした。
このスタンダードなイヤリングパーツを好んでつける。という方は多くない。と、存じます。
なぜなら “つけにくく、外れやすい” との事。
多数のお客様のご意見によるとです。オジサンの私の意見ではありません。あしからず。
このタイプって、ネジバネ式に比べたらググっとお安い。
理由は、バネの部分を連結しなくてよい = 一工程追加しなくてよい。
よって、製造コストが安い = そうなります。
プラチナ900と18金ホワイトゴールドと10金ホワイトゴールドの違い
- プラチナ900: プラチナにパラジウムを10%混ぜた合金。
- 18金ホワイトゴールド: 24金にパラジウム他を混ぜた合金、※金の含有率75%。
- 10金ホワイトゴールド: 24金にその他金属を混ぜ、表面にロジウム処理をした合金。金の含有率41.66%。
よって、10金が一番安い。と、なります。
10金・ホワイトゴールドのネジバネ式イヤリングパーツをご用意
お客様のご意向で、ネジ式はパス。
やはりネジバネ式が良い ♪との事で、ご用意いたしました。
見た目は、プラチナ900なのか、18金ホワイトゴールドなのか、10金ホワイトゴールドなのか、区別がつきません。
手のひらにのせますと、少し軽いな。と、感じます。
主観です。あしからず。
加工はいつも通りの、珠穴拡張からの接着。
最後はシリコンを付けて 完成!!
職人より
この度のご依頼は、ピアスからイヤリングという、あまり行わないリフォームのため、私自身パーツの値段を把握していなったもので、プラチナ900と18金ホワイトゴールドと10金ホワイトゴールド、全てのネジバネ式イヤリングパーツのお見積りを作成いたしお伝え致しました。
プラチナ900・ネジバネ式イヤリングの仕入れ値が高い事に、私もややビックリいたしました。
昨今、パラジウムが高騰しており、プラチナ高値というより、パラジウム高値とも表現できます。
よって、金の含有率41.66%と言え、10金ホワイトゴールドを選択するのもアリなんだろうと感じます。
お問い合わせくださいませ。