タイピンをペンダントにリフォーム
千葉県からご来店のお客様からのオーダー!
「主人のタイピン、ペンダントにできますか?」
千葉県から狛江市まで来られたのですか?
喜んでお受けさせて頂きます。
タイピン=針状のピンで突き刺してネクタイを留めるもの
ご主人が残されたタイピン。
プラチナと18金のボディに立派なダイヤモンドがセッティングされております。
ずっしりと重く、いわゆる高級品。
タイピン脱落防止のチェーンまでプラチナ製。
通常はメッキされた安価なチェーンなのに。
なかなかダンディーなご主人様とお見受けいたしました。
この素敵なタイピンを奥様のペンダントにリフォーム。
これが今回の命。
では、ご覧くださいませ。
裏の針を切り落として、バチカンをロー付けするシンプルな作業。
こちらがネクタイを固定するピン。
もちろんプラチナ製。
切り落としました。
バチカン = チェーンを通すパーツをロー付け=溶接いたします。
表
裏
お客様の首のサイズに合わせて、チェーンをご用意
宝石・貴金属店で販売されているプラチナ・18金のチェーンは40cmのものが多いです。
いわゆる規格サイズ。
この規格品には、長さを変えられるアジャスター管というものがついております。
引き輪側、3cm下についております。
この管を引き輪で拾い、長さ37cmにも調整できるというもの。
しかし、この管が嫌い・必要無いと考えるお客様も少なくありません。
確かに、この管が無いほうが、ラインが綺麗でスッキリいたします。
よって、この度はアジャスター管無しのチェーンをご用意。
規格品ではなく、長尺からお作りいたします。
チェーンメーカーに出向き
ドラムに巻いてあるチェーンを長さ指定で購入いたします。
ご興味のある方は、下記をご覧くださいませ。
職人より
生前ご主人様が着けていたタイピンを奥様がペンダントにして着ける。
なんとも素敵ですね。
また、羨ましい限りです。
それと、お客様がなぜ2時間もかけて当店にお越しいただいたか。
完成して、お客様とご納品の打合せをいたしておりましたら、ハッキリわかりました。
ここでは書けませんが、きちんと伝わりました。
まさしく、そう 感じました。
久々に胸にきました。
この度の加工依頼、誠にありがとうございました。
とても素敵な気分にさせて頂きました。
改め、ありがとうございました。
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