マリッジリングとエンゲージリングを合わせ ペンダントトップを製作

「私の立て爪リングからダイヤを外し、息子の婚約指輪を作ってください」

&

「残った婚約指輪をカットして、主人のマリッジリングと合わせて、ペンダントトップにしてください」

 

「ご理解頂けましたでしょうか?」

 


御意 !!

1,ご長男の婚約指輪製作

0.5キャラットを超えるカットの良いダイヤモンドを埋め込みました。

両サイドにメレダイヤを彫り留めいたしました。

 

2,残った立て爪リング枠を切断・整形


台座部分部分から肩の部分までを切り落としました。

指輪下部を整形して、まん丸にします。

 

3,プラチナで細長いバチカンを製作。

リング2本を一つのバチカンで吊りました。

太いチェーンが通せるように、やや大きめに製作。

タートルネックの上にややロングチェーンで着けても素敵ですよね ♪


内側が婚約指輪を切断加工したリングです。

 

4,切り落とした台座の部分を買取り

プラチナ900・2グラムございます。

もうこれはリフォームしようがないので、当店で引き取ります。

まあまあな金額となります♡

 

作り手より

男と女が出会い、そして愛し合う。

やがて二人は共に人生を歩もうと決意する。

そして、愛の証明のためetc 儀式としてのアイテムを用意する。

 

新郎は、決意の証でもある婚約指輪 = ダイヤモンドリングを新婦に渡す。

不変、永久を新婦にアピールするためにも、世界一硬いと言われている鉱物、ダイヤモンドを大枚はたいて購入する。

 

結婚式という儀式に、誓いの証として結婚指輪を双方左手薬指につける。

 

家族としての一歩がスタートした時の、婚約指輪と結婚指輪。

その想いの詰まった婚約指輪をリフォームして、ご長男のお嫁さんに渡された。

未来に継承された。

そして、残った婚約指輪の枠とご主人用の結婚指輪を合わせて、奥様の胸元で輝きスイングするペンダントトップになった。

過去が現在となりました。

 

ご新郎様に婚約指輪をご納品し、ドアを開けお見送りをした時、ご新郎様はくるりと振り返り「母のペンダント製作、引き続きよろしくお願いします」とおっしゃった。

 

そのお母さまは「この度はとても楽しかった」「主人も喜んでくれると思います」そう私に言ってくれました。

 

愛が継承された。

過去から現在、そして未来へと。

 

私自身、とても素敵な気持ちにさせて頂きました。

とても楽しい仕事でございました。

 

継承されたダイヤモンドリングとこのペンダントトップが、家宝・一族の宝となりますこと。

心よりお祈り申し上げます。

 

やはり ”愛 だろ 愛”。

ですね ♪

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