カルティエ3連リング・サイズ直しの注意点
川崎市多摩区からご来店のお客様のオーダー
「祖母から頂いたこのリング、サイズ直ししてください」
おまかせあれ !!
イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド 3本分のサイズ直しはやっかい ?
バブル時期に宝石店に入社した私。
このカルティエ3連リング、海外からの並行輸入で入れたもの、ゲップがでるほど販売いたしました。
また、独立開業後、多数サイズ直しをしてまいりました。
このカルテイェの三連リングの最大の特徴は、”ピンクゴールド! がとても美しい。
バブル時期に初めてこのカルティエピンクゴールドを見た時は、男性の私でも綺麗 ♡ の一言。
当時、この綺麗なピンクゴールドを日本で作ることはできなかった。
まさにカルティエピンクゴールド ♪
よって、このピンクゴールドリングのサイズ直しが重要となります。
特にサイズアップは大変。
24金にシルバーや銅を入れる事で18金になり、色も変化してゆきます
24金にシルバーや銅を配合いたします。
比率は 6:4 5:5 4:6 = ロクヨン・ゴーゴー・シブロク がベーリーフェイマス。
また、8:2 7:3 なんて配合のものも。
では、ピンクは ?
このピンクは、各ジュエリーファクトリー・ジュエリーメーカーのオリジナルが多くなります。
よって、このピンクゴールドの地金を製作するのが手間がかかり、技術も必要となります。
サイズアップの場合は、リングを切断して、そこに伸ばす・広げる分の地金をロー付け = 溶接 しなければならないからです。 また、サイズを小さくする時の、ロー付け用のロー材の色合わせにも技術が必要になります。 ※サイズ直しをした形跡を目立たなくさせるために必須。 |
地金特別製作 & 3本分のサイズ直し料金
この度のお客様からのご依頼は、11番を17番にする。
6番サイズアップするというもの。
カルティエといっても、デザインは50年も前からある甲丸 = かまぼこ といわれているプレーンでトラディショナルなもの。
なので、なんとかなります。
が、3本分のサイズ直し料金とピンクゴールドの地金製作代金となりますで、料金は通常より割高となります。
※当店では、カルティエ加工用にピンクゴールドの地金の在庫をご用意しております。
この3連リング = トリニティリングは、今でも高額・高級リング。
トリニティ リング・SM(スモールモデル) ¥123,200 消費税込
トリニティ リング・LM ¥297,000 消費税込
トリニティ リング・クラシック ¥169,400 消費税込
※2022年1月27日現在の価格
愛情、忠誠、友情。
1924年にルイ・カルティエが考案した「トリニティ」は、身に着ける人にとって最も大切な絆を象徴するジュエリーコレクション。
引用: カルティエ公式サイト>>
使わないで、しまったままでは、もったいない ♪
サイズ決定にご注意
サイズゲージ = 指のサイズを計測する ”わっか” サイズゲージで確定したサイズに、+1~1.5番足したサイズにしてください。
11番の方は、12~12.5番にしてください。
理由は、三本の甲丸リングがニュルニュル ? と指の付け根の方に入ってゆくときに、結構抵抗が発生し、ジャストサイズでは圧迫感と緊張感が発生いたします。
装着した時、キツイ となります。
よって、余裕のあるサイズにしてくださいね ♪
だけど30年前、バブル時期にもの凄く売った・売れたこのカルティエ3連リングが、お孫さんに受け継がれた。
お孫さんが当店のお客様になったということは ?
わたくしも歳を重ねてしまったという事。
カルティエ3連リングに現実をみせられた・・・。
花鳥風月に関心がでてきた今日この頃。
カルティエ・トリニティリングの加工は
20年以上実績のある当店にご相談くださいませ。
受付け時間 11:00~18:30
カルティエリング・サイズ直しの注意点 ~ブランド・マリッジリング編~ >> |
小田急線喜多見駅からの詳細地図は >>
加工代金一覧 >> |