残った真珠でステーションネックレスを製作

「母の残した真珠を全て使いたい」
真珠ステーションネックレス_1

御意 !!

真珠ネックレスリフォーム後の、残り珠の有効活用

通常、真珠のネックレスは、真珠本体40cm、クラスプ=留め具が2cm、合計42cmという長さが一般的です。

しかし、数十年前のネックレスは、45cmなんて長さの真珠ネックレスも少なくありません。

 

残された真珠のネックレスを自分の首に合わす時、雅子様のように鎖骨をかすめるような状態にいたしますと、5~8ps残ってしまう事が多々ございます。

 

ひと昔前は、U字のようにやや長めにお着けになられた方が多かったと記憶しておりますが、雅子様ブームの時、真珠のネックレスをやや短く着けられている雅子様は素敵でした。

私のような男が見ても、雅子様が真珠ネックレスを装着されテレビに映りますと、それはそれは、とてもとても美しかったのが、脳裏に焼き付いております。


話しを戻しますと、2ps残った場合ならピアス製作となりますが、問題は真珠ネックレスから抜いた珠は”貫通穴”です。

真珠に穴を開け、糸を通してネックレスにしているから当然ですね。

よって、ブラブラするピアス・イヤリングしか製作できません。
※直結にしますと穴が前面に出ます。

 

このブラピアスって、好き嫌いが分かれます。

特にある程度の年代の方には、「若いお嬢さんならよいのだろうけど・・・」なんて言われる事も少なくありません。

5~10ps残った場合は、余計に有効活用することが難しくなります。

ブレスレットも作れない数。ブラピアスを何個もつくっても・・・。

貫通穴なので、ブローチにするのもデザインの制約が発生する。

そんな悩みを解決するのが、ステーションネックレス !! です。

 

チョーカー気味? ロングネックレス? お客様と打ち合わせいたします

1, ヒアリング

残った珠を全て使用するのはもちろんでございますが、お客様がどういうシーンで着けるか。

どの長さが好みなのか、これをお客様と打合せいたし決定いたします。

 

2, 設計図の作成

ステーションネックレスを製作する時の肝は、真珠と真珠の間の長さが重要となります。

真珠ステーションネックレス_2

チョーカーの場合とロングでは、珠と珠の間の長さを変えます。

また、小柄な方、大柄な方、スリムな方、ふくよかな方、お客様の体形によっても、珠と珠の間の長さを変えます。

チェーンの太さも最適・最善の太さ、長さを考え、作る私用の設計図をこしらえます。

 

3, 仮合わせ

私、当店の場合は仮合わせをいたします。

街のアクセサリーショップで販売しているような、メッキチェーンでサンプルを製作いたします。

サンプルを着けて頂き、「素敵♡こちらでお願いします♪」と言われてから、18金で本製作いたします。

※プラチナも同じく。

真珠ステーションネックレス_3
手間暇かけます。

オートクチュールでございます。

ご納品を終え

愛してくれた人。愛した人。

唯一無二の人が残した真珠を全て有効活用したい。

人情です。真 です。

 

しかし、なんか作ればいいってものでもございませんし、お金の話しもございます。

この部分が遺品の有効活用の難しいところです。

 

しかし、真珠やダイヤモンドなどは、幸せの時に購入するものと存じます。

 

成功したから。記念だから。儲かったから。etc ございますが、いわゆる 良い気分の時に購入するものです。

 

幸せの 氣 が入った血族の “もの” を、また暗闇の中に放置したくない。

 

痛いほど理解できますし、そう想ったからこそ私とお客様はご縁ができた。

 

どうぞ、ご遠慮なくご相談くださいませ。

 

えぶりでい・えにたいむ、私からのお返事は、”御意” でございます。

もうひとつ、よろしければご覧くださいませ

受け取る者が多い場合

形見分けの場合に

このようなデザインいかがでしょうか?

どの世代でも、どのようなシーンでも

気軽に毎日着けられるかと存じます。

 

ご相談くださいませ。

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