真珠の洗浄_丸洗い


真珠洗浄の極意。

 

一珠ずつ洗い。一珠ずつ拭く。そして、ゆっくりじっくりと乾燥させる。

 

これが唯一無二。

真珠、丸洗いできます。

「真珠の洗浄」というキーワードでグーグル先生に尋ねますと、GIA以外は水洗いすると膨張縮小するのでNG。

という記事が沢山表示されます。

 

しかし、通してある糸を抜き、真珠一珠ずつ適切な時間内で洗い、一珠ずつ適切な時間内に拭き磨き上げ、ゆっくり完全乾燥をすればリスク無しとなります。

地味な作業を粛々と進める事が、真珠洗浄の肝となります。


薬剤は不使用

“真珠を洗える” という薬剤が市販されております。

しかし、この薬剤を使用するリスクがございます。

真珠層の薄い珠の場合、色抜け状態になる。又は、カサカサの肌のような珠になる事もございます。

 

では、なにで洗うのか? それは秘密。企業秘密とさせて頂きます。

 

但し、一つだけ言えます事は、当店30年の歴史の中のノウハウで、これが最高と思える物質で洗浄致しております。

なぜ洗浄するのか

購入後10年位の真珠のネックレスなどは、洗浄丸洗いの必要性はございません。

しかし、我々の祖母・母が残した真珠のネックレスなどは、40年・50年も時間が経過しております。

表面はもちろんの事、真珠と真珠の間に垢・汚れが蓄積している真珠のネックレスも少なくありません。

垢のようなものがです。

時折、真珠ネックレスの糸替えが終わった後、指先が臭くなることも少なくありません。

そりゃそうですね。50年も蓄積された モノ なのですから、いい匂いのはずがありません。

 

人間や服だったら、大変な騒ぎとなります。


洗浄するタイミングは? それは糸替えの時です。

真珠のネックレス、糸が伸び今にも切れそうになった時は、糸交換はもちろんの事、洗浄もご検討して見てください。

先程も記したように、一珠ずつ洗い。一珠ずつ拭く。そして、ゆっくりじっくり乾燥させる。

 

そのためには、真珠のネックレスをバラバラにして洗う。

 

となります。

 

ならば、糸替えを決断した時に同時に行うことが、コスパよし ♪ となります。

どの程度綺麗になるのか?

  • ドラスティックに綺麗になる。
  • そんなに変わらない。

 

どちらの場合もございます。

 

しかし、「なんだかサッパリして、真珠が明るくなった」とよく、お客様に言われます。

 

去年12月の事例ですが、お母さまの残した真珠のネックレス、50年選手のものを糸交換 = ワイヤー仕上げを行った時、作業中フケのように何かがボロボロと落ちてくるものですから、オーダーは頂いてないものの、洗浄いたしました。

同じ商店会のオーナー同志なので、よしみ という事で。

近所なので、お届けに行ったところ開口一番、「洗浄してくれたのですね ! 凄く綺麗になった」と。


 

職人より

真珠はモース硬度2.5で、これは非常に柔らかく、傷つきやすく、摩耗しやすいことを示しています。

しかし適度に注意を払えば、真珠のジュエリーは長持ちする宝物となります。

真珠の靭性は通常は良好​​ですが、時間の経過、乾燥、時には初期加工工程における過度の漂白により、一部の真珠はより脆弱になることがあります。

このように言われている真珠でございますが、しかるべき者が、しかるべき技法で行えば 変色・脱色等のリスクも限りなく 0 に近づくかと存じます。

もちろん真珠の状態があまり良くなく、洗浄ができないものもございますが。

 

改め、申し上げます。

 

真珠洗浄の極意。

 

一珠ずつ洗い。一珠ずつ拭く。そして、ゆっくりじっくりと乾燥させる。

 

これが唯一無二。

ご相談くださいませ。


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