真珠ピアス製作 ～白蝶真珠・無穴編～
世田谷区からご来店のお客さまのオーダー !
「父から貰った真珠をピアスに加工してください」
喜んで ♪
娘の結婚祝いにお父様が白蝶真珠をご用意。
なんとお洒落なお父様。
いや、なんと素敵な パパ。
白蝶真珠 = 南洋真珠 → 無穴が特徴
フィリピン・インドネシア etc 南洋の海で養殖される白蝶真珠。
※国産もあり。
貝が大きく、採れる真珠もとても大きい。
海外セレブやトップモデルもご愛用の、華とボリュームのある真珠。
日本の真珠はアコヤ真珠と申します。
昔は和珠なんて呼んでおりました。
伊勢や宇和島で養殖される。
ミキモトさんが初の養殖に成功したアコヤ貝。
アコヤ真珠は、出荷される前に穴をあけ、脱色したり、調色いたします。
しかし、白蝶真珠はこの作業を行なわないため、無穴なのが多い。
まずは穴あけから
真珠を治具にセッティング。
上記はイメージ画像で、本番はもっと立派な治具を使います。
ポイント
まっすぐに穴を開けるのは言うまでもありません。
一番大事なのは、見える部分 = 外側に美しい部分がでるように。
言葉を変えると、えくぼ = 真珠の天然の凹みがある部分に穴をあけます。
人間も、シミ・そばかす・ほくろの全く無い人はいない ! とは申しませんが、なにがしかはございますよね。
真珠もまたしかり。
ピアスポスト = 芯 の取りつけ
プラチナ製・ピアスパーツを用意。
線の太さ = 径は、0.7 ～ 0.75 ミリが日本では一般的。
そしてキャッチも用意
10mmを楽に超える白蝶真珠ですので、ホールド性能の良いシリコン付きの二重構造のキャツチがベスト
完成
豪華で美しい、プラチナ製・白蝶真珠ピアスの完成 !!
幸せの涙・悲しみの涙
真珠をつけることで、幸せや悲しみを表現できます。
よって、冠婚葬祭には必須アイテムなのです。
だから、冠婚葬祭、特に葬祭にフェイクをつけるは・・・。
この度のお客様のパパ。
わたくしと一つ違い。
娘の結婚の祝いに、白蝶真珠を海外で購入されたとの事。
まさに花嫁道具。
パパさんが海外でこの真珠を購入された時のお気持ちは、幸せの涙・悲しみの涙、どちらだったのか。
いや、どちらでもないパパのみ持つ、複雑で繊細なお気持ちと存じます。
この度のご依頼、とても幸せな気分にさせて頂きました。
ありがとうございました。
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