オパールペンダントを指輪にリフォーム
20年来のお得意様からのオーダー!!
「本物のオパールなら、指輪に作ってもらおうかしら」
ラッキイ~~♪
もとい
毎度おおきに!!
シルバーペンダント枠についていた石が本物のオパールと判明
先日アップロードいたしたコンテンツ。
「宝石の名前、鉱物の名前、石の重さを知りたい。そんな時は、口答鑑別メモ(ソーティング)」>>
で、天然オパールと鑑別結果がでました。
枠がシルバーで黒ずんでいたため、お客様も天然の石ではないんではなかろうか。
なんて、思われていたようてす。
しかし、本物のオパール。まして、お母さまの残したもの。
という事で、ご依頼頂きました。
完全フルオーダーです。ハンドメイドです。ご覧くださいませ。
材料のプラチナ900、ボテ っとしない程度に加減して製作。
Vの字の枠にオパールの石座がすっぽり収まるデザイン。
オパールを縦ではなく、横置きにセッティングいたしました。
石の裏、枠の内側ご覧くださいませ。
オパールの下側 = 石の裏側見えますよね?
これで良いのです。
オパールって、ざっくりラフに申しますと、ほわ~っとした色が多いのです。
言葉悪く申しますと、すっとぼけた色した石が目立ちます。
いや失礼。
曇っているように見える石が多いんです。
もちろんそう見える石はクオリティーが低く、高価なものとは言えません。
ブラックオパールみたいにギラギラハッキリしているものは、とても高値で取引されます。
よって、昔からある手法で、石の裏に銀紙を貼る。
石の下に黒い板を貼る。なんて事をして、石をハッキリさせる。ひと色上げる。
なんて事が、私の知る限りですが、私の若い頃より行われております。
30年以上も前からですね。
話し長くなりましたが、値段を付けて販売されるもので、”裏側をふさぐ” これって いかん。
宝石商のはしくれとして、ものづくりに携わっている者として、そう思います。
しかし、”裏側をふさぐ” ってされている売り物の製品って少なくないんです。
指輪もそうですが、特に、ペンダント・ブローチなど。
残念ながら。
職人より
母が残したもの。愛していた人の着けていたもの。
プライスレスなもの。
しかし、一見すると、とても高価なものには見えない。
いやいや、価格の話ではなく、そもそもきちんとした本物なのかも疑わしい。
なんてありますよね。
しかし、お宝はあります。身近にあります。
そもそもジュエリーって、宝石って、豊かな時。幸せな時。
そんな時、購入する。頂く。
ものではないでしょうか。
生活に困っている時、精神的にもキツイ時って、購入しない。頂かない。
そんな気がいたします。
大切な人。愛した人が、幸せな時・豊かな時に購入した。頂いた。
そんな、ジュエリー・宝石。
代々受け継いで行けたら良いですね。
幸せの気。豊かな気。
それを受け取って繋いでゆきたいですね。
そんな事を感じた。想った。この度のご依頼。
誠にありがとうございました。
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