ホワイトオパールの指輪をリフォーム
「18金の枠をつけてください」
お任せあれ !
オリジナルデザインの雰囲気を崩さず、18金製の枠とダイヤをつける
オパールの本場、オーストラリアで購入されたホワイトオパール。
虹色に輝く部分にムラ・よどみがなく、ホワイトオパールの優等生と言っても過言ではない、とても綺麗な石。
ほんと素敵なオパール。
しかし、枠が14金製で尚且つ、経年劣化しているため、言葉は悪いのですが缶詰の缶のような色。
石はビーティフル♪ 枠は缶詰の缶のような色。
石と枠とのつり合いがとれていません。
綺麗なホワイトオパールが不憫。
お客様も、そう思われたのでしょう。
そこで、オリジナルの雰囲気を壊さないで、18金製の枠にして、ギラギラしない程度にダイヤを入れる。
これがこの度の命。
では、完成品をご覧くださいませ ♪
全て同じ大きさのメレダイヤではなく
真ん中だけ大きいメレダイヤをセッティング。
メレダイヤですが、綺麗なものをセレクト。
ここ、大事です。
石座から延びる腕は、太からず、細からず
しっかりとしたデザイン。
プレーンな枠ですが、しっかり厚み、ありますね。
ここも、大事です。
枠自体、派手さはありませんが
石同様、文句つける部分の無い、優等生的な18金製の枠です。
まさにつり合い、お似合いの枠が付き、お客様もにっこり♪
職人より・本来の指輪の姿とは
指輪を製作・リフォームするときに、”安いは正義” を御旗に製作されますと、下記のような事が起こります。
- 枠の厚みは、薄く貧弱。
- メレダイヤは白く濁り、輝きがない。
お金を払って製作したのには、華 が無い。
いわゆる、映えない。
そうなります。
決して、お金いっぱい使ってください。
と、言っているのでは、ありません。
一般的に市販されているものより、ワンランクアップしたご予算組をして頂きたい。
そういう意味です。あしからず。
もう少し、お付き合いくださいませ。
一般市販品のジュエリーは、シビアなコスト計算のもと、製作されている。
金の価格は、現在史上最高値。
メーカーとしては、販売価格を下げるために、ギリギリの重量の枠をこしらえます。
ベリーフェイマスなスーパーブランドは別ですが。
18金 5グラムなんて、もってのほか。3.5グラム程度の枠もざら。
メレダイヤも輸入品のため、現在高値となっております。
よって、透き通り、ピカピカのダイヤは使用できません。
全てのジュエリーメーカーが、そうとは言いません。
皆様、企業努力や、スケールメリットを活かして、一生懸命ご苦労されて、少しでも良い物を製造しようと努力いたしているはず。
しかし、金は値切って買う。
これができません。
よって、使用するグラムをできるだけ少なくする。
これがコストダウンの “いろはの い” となります。
長くなりましたが、この度のホワイトオパールの寸法、10mm×8mmの場合で申しますと、枠の金重量、最低5,5グラム程度は欲しい・必要と考えます。
プラチナ900製の場合は、最低6グラム後半~と考えます。※あくまで主観でございますので、ご参考まで。
わざわざハンドメイドでこしらえなくとも、ジュエリーパーツメーカー・枠専門製造メーカーを厳選すれば、そのような適正枠がございます。
ご相談くださいませ。
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