真珠のピーリングで輝きを復活

ボケた真珠の修復・光沢を甦らせる効果があるピーリング。

おすすめ致します。



輝きが失われる原因

愛してくれた おばあちゃん。

自分の事より子供の事が第一だった優しき母。

 

そんな大切な人が残した真珠。

いわゆる30・40年以上前に購入された真珠。

長い間、しまったままの状態。

 

ケースを開けてみたら、白濁している。

テリ・艶も無い。

いわゆる “ボケた真珠” に変わっていた。

よく聞く話でございます。

 

では、なぜ、このような事が起きるのか ?

これは使用した時に付着した、汗や化粧品などが真珠の表面を溶かしてしまったからです。

真珠表面にて光が乱反射を起こし、真珠層内部に入射せず輝きが失われたように見えるためです。

 輝きの構造

真珠は千数百層もの炭酸カルシウムの結晶層が、積み重なって出来ております。

この結晶層に当たった光が反射することで、真珠独特の輝きを放つのです。

炭酸カルシウムの表層が荒れてしまいますと、”ボケ”  た真珠となります。

 

ピーリング・一皮むいてあげて輝きを復活

出典: 真珠科学研究所>>

真珠層をミクロン以下のレベルで、0.5ミクロン(1ミクロン=1/1000mm)研磨。

新しい真珠層をだすことにより、購入時のような光沢を再現できるのです。

 

人で例えますと、角質をとるがごとく。

真珠層である炭酸カルシウムの表層をはがしとることで解決・復活いたします!

当店のピーリング技法・工程

1, 真珠ネックスをバラシ、一粒ずつ洗浄いたします。

※下記リンクをご覧くださいませ。

真珠の洗浄_丸洗い>>

 

2, 一珠ずつ、丁寧に手仕上げでピーリング作業致します。

※珠が大きく、表層がかなり荒れている場合 = 重症の場合、機械を使うこともございます。

 

実際に一つの珠をピーリング作業して、その効果をお客様に確認していただいてから、全ての珠をピーリング致します。

 

3, 数日間かけて、珠を自然乾燥させます。

 

4, バラバラの珠を “連組” 致します。

 

真珠のネックレスは、留め具 = クラスプ側からセンターに向かって、0.5mm位の範囲で、大きくなっていきます。

例) 7.0mm ~ 7.5mm “なな ななはん” と読みます。

センター付近を7.5mm珠・クラスプ付近は7mmというように、美しいグラデーションになるようにいたします。

 

この作業は、長い経験が必要となる作業です。

市販されているネックレスでも、いい加減に連組されたネックレス、少なくありません。

 

5, 糸 又は ワイヤーにて、ネックレス加工いたします。

※この作業時に、留め具交換希望の場合は行います。

 

又、長さの希望ございましたら、お客様の首に合わせて “抜き珠” いたします。

市販品のネックレス = 42cm ※クラスプ込みの長さとなっているのが一般的でございます。

 

雅子様のように、鎖骨の上を通るようなやや短めのラインにする場合、2粒位珠が抜けます。

首の細い方は、4粒程度抜ける場合もございます。

 

ご来店のお客様には、無料にて長さ調整を致します。

 

“仮合わせ” 行います。

 

ピーリングできない真珠がございます

もともとテリの無い真珠はピーリング不可能です。

ピーリング = テリ・艶 を甦らす作業。

よって、もともと テリ・艶 が無い真珠は無理。

 

となります。

コスト、コストとうるさい昨今。

コスト圧縮、販売価格を抑えるため、真珠層の薄い珠 = 巻きが悪い珠 を販売している業者・メーカーも存在しております。

通常、真珠層をきちんと確保するためには、アコヤ貝の中に核を挿入して、それ相応の時間海に浸けて、真珠を作ります。

 

しかし、海に浸けている期間 = 生産コストと考えた時、その期間を短くして、生産コストを下げる。

と、考える 輩 がいるのが、人間。

 

十分に真珠層が巻いていないのに、値段の安さで売り抜けようとする業者・メーカーが生産した真珠は・・・。

 

テリ・艶 は 真珠層によってでる・発生するのです。

 

昔の真珠は品質が良い ?

当店、30周年を迎えました。

この間、多数の真珠の加工・製作を致して参りました。

その経験から申しますと、50年経過した真珠でもコンディションの良い珠、多数ございました。

 

ひと昔前は、生産コストを抑えるために、海に浸ける時間を短くするという概念が存在しなかったと考えられます。

ものづくり に勤勉で真摯な日本人だったと思われます。

 

抽象的な表現となりますが、昔の真珠 = “重そうな 珠” と言えます。

 

真珠層の巻きがしっかりしているので、手で触る前に「重そう」という感覚が浮かびます。

 

結論 !! きちんと生産された真珠は、保管方法によるとも思いますが、40~50年程度の時間にも耐える。

これです。

 

職人より

愛し愛された者が残した真珠のネックレス。

長い間しまったままで、ケースを開けたら ボケ珠となっていた。

唯一無二のプライスレスな もの なのに。

悲しいですね。

 

しかし、きちん真珠層が形成されている珠ならば、ピーリングすれば復活・蘇ります。

 

真珠のネックレスを人が購入するとき。

 

それは「幸せな時」と表現できるかと存じます。

 

病気であったり、金銭的に貧しい時、精神的に余裕の無い時に、真珠のネックレスなど購入致しません。

 

その幸せな 氣 の入っている真珠製品をどうぞ美しい状態で継承くださいませ。

 

あなたの首元で光輝く真珠。

 

きっと、おばあちゃん・お母さまも喜んでくれると思います。

 

ご相談くださいませ。

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