指輪の爪立て直し修理と石留め

川崎市からご来店頂きました。

「ダイヤとれたので留めてくださる?」


「お客様

ダイヤ留めるのはやぶさかではございませんが

ピンクサファイヤを留めている爪が1本ございませんよ」

マーキスカットカットのダイヤを留めている爪 = ② は めくれ上がっており

ピンクサファイヤを留めている爪 = ①  は ポッキリ折れている

そしてピンクサファイヤも欠けている

大惨事 !

 

おけがございませんでしたか?

サファイヤだったので割れずにすんだ

爪は折れ、めくれ上がり、マーキスダイヤは吹っ飛び、センターストーンのピンクサファイヤも欠けている。

けがをされてもおかしくない状態。

 

とんでもない大惨事。

 

しかし、おおらかなお客様、「なんでこうなったか、記憶に無い」との事。

まーご無事で なにより。

 

センターストーンがピンクサファイヤだったので欠けで済みましたが、これがエメラルド・オパール・タンザナイトなどであったら、間違いなく粉々のバラバラ。

 

理由を詳しく知りたい方は、「モース硬度」でグーグル先生にお尋ねくださいませ。

 

爪作り直し → 石留め → 磨き直し → ロジウム処理 行いました。

では、アフターご覧くださいませ ♪

センターストーンのピンクサファイヤを外し、爪を作り直しいたしました。

めくれ上がった爪を倒し、マーキスカットのダイヤを留めました。

ピッカピカに磨き上げ、ロジウム処理いたしました。

750 = 18金・ホワイトゴールドのため、表面処理のロジウムをかけるのは必須。

新品状態と言ってもいい位の輝きが復活しました。

職人より

豪華で高価なマーキスカットのダイヤ。

この度はダイヤが無くならず回収できたので、お客様の金銭的負担は修理代金のみ。

しかし、もしマーキスカットのダイヤがなくなってしまい、新たに1ps購入となったら結構な金額となります。

 

メレダイヤ0.1キャラット と マーキスカットダイヤ0.1キャラットでは、マーキスカットのダイヤの値段は、メレダイヤ0.1キャラットの2.5倍位の値段。※同じ品質の場合。

 

マーキスカットのダイヤは高いのです。

 

が、しかし、高いと言ってもお金で済む話。お金で解決できる問題。

 

けが無くてよかったですね。

 

ご無事でなによりです。

 

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