石留め 角ダイヤ(バケット)の伏せ込み
本日は、とても珍しい石留め技法をご紹介いたします。
角ダイヤ(バケット)の 「伏せ込み」です。
彫り留め職人に敬意を表してご紹介いたします。
スペシャリスト達の “匠”
「伏せ込み」とは、地金で一周ぐるっと覆う石留め技法です。
通常、ラウンドブリリアンカットのメレ = “1キャラットの100分の一” ~ “50分の一” 程度のダイヤを留める場合は、ドリルで穴を開け、ダイヤを入れ、周りの地金を寄せて一丁上がり ♪となります。
しかし、角ダイヤ = バケット ダイヤの「伏せ込み」はそうはゆきません。
角ダイヤの長さ・幅・深さに合わせて、手作業で切り・彫ります。
とても手間と時間のかかる作業です。そして、綺麗に仕上げることがとても難しいのです。
熟練の専門の職人のみ、できる技術でございます。
ご覧くださいませ。
まっ平ならともかく、「曲線である指輪の腕に留める」
ほんと凄いですね。
爪を一切使わず、しっかりダイヤを留める。
それも「角ダイヤ = バケット ダイヤ」まで。
彫り留め職人の “匠” ですね。
彫り留め職人達の道具「鏨(たがね)」
彼らは仕事の前に砥ぎます。※矢印の部分
角度に狂いが無いようにしっかり砥ぎます。
慣れないと、結構な時間がかかります。
これも彼らの道具
彫り留め職人達の Works
手作業でここまで精密にダイヤを留める。
技術もさることながら、メンタルも凄い !!
めまい がしそうなほどの、地味で細かく緻密な作業をもくもくとこなす。
本日は、私の仲間「彫り留め職人」にフォーカスしてみました。
尊敬いたしております。
また、改めお世話になっております。
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