e.m. リング サイズ直しをしてみました。
世田谷区よりご来店のお客様からのオーダー!!
「このリングのサイズ直しって可能ですか?」
「サイズ直しの痕が若干残りますが、それでもよろしければ可能です」
「問題ありません。このままではつけれないので」
御意!
シルバー製 幅広リングはサイズ直しが大変 ?
この度の指輪は、e.m. というブランドのリング。
お客様が長年好きなブランドとの事。
大胆なデザインがとても気に入っている。
との事。
確かに、ビックリするくらいのフォルムですが、とてもシャレオツ! いやお洒落 ♪
作りもきちんとしている。
しかし、このようなお洒落で、幅広で、厚みがあり、表面処理してある指輪は、サイズ直しをして使用する。
という、設計・デザインになっていません。
そもそも金・プラチナの指輪と違い、シルバー製の指輪は、シルバーの特性上、サイズ直しに色々と問題点がございます。
一言で申しますと、いや、改めて申しますと、「幅広で厚みがあり、表面処理のされてるシルバー製のリングは、サイズを直した部分を綺麗に処理するのが難しい」です。
しかし、お客様が「このままでは使用できないので、お願いします」。
と言われているので、できる限りの事はいたしました。
ではビフォー・アフターご覧くださいませ。
e.m. 0001-R012
着けた日は思わず誰かに自慢したくなる、揺れる大粒のジルコニアとボリュームたっぷりのたたきのアーム、ごろっと揺れるように動く唯一無二のデザイン。
視線を惹きつけて離さない魅力いっぱいのリングです。
引用: emwebshop>>
Before
After
After
After
e.m. 0001-R008
2つの石が揺れる音がするたびに、こっそり誰かに教えたくなるそんなリングです。
ジルコニアとパールが上品に揺れるリングはe.m.のアイコン的なデザインで、どんな服装にも合わせやすいアイテムです。
少し幅広のアームは、安定感があり付け心地もやさしく 指にフィットしてくれます。
引用: emwebshop>>
Before
After
After
After
職人より
サイズを広げる = 指輪を切断して、数ミリの地金を溶接して、ヤスリ・サンドペーパー・バフで磨く。
これがサイズアップの手順。
この度の e.m. リング 二点は、テクスチャー = 土目のような表面処理がされております。
この表面処理がされている部分を、がりがりとヤスリで削り、バフで磨くわけですから、つるんつるん の鏡面となります。
多少荒らして、目立たないようにいたしますが、限度がございます。
よって、幅広で、厚みがあり、テクスチャー があるシルバー製リングは、元の状態と同じには仕上りません。
これが作業する側の見解と事実でございます。
しかし、「別に問題ない」「そんなに痕わからないよ」「リング下部なので気にしない」etc。
感じ方は、思い方は、人それぞれ。
この度コンテンツが、シルバー製、幅広リング厚みあり、テクスチャー入りリングのサイズ直しをお考えのお客様への、情報・参考になればと思い、公開いたしました。
受付け時間 11:00~18:30
- カテゴリー
- サイズ直し