念珠(数珠)からネックレスにリフォーム “珊瑚” 編
世田谷区からご来店のお客様からのオーダー
「ネックレスにして !」
御意 !!
作業はシンプル ♪ 但し、中通しのワイヤーの張り具合に注意
とても綺麗な珊瑚の念珠(数珠)。
通常よく見る片手様の念珠(数珠)ではなく、房が二つ付いたご立派な品。
タンスの肥やしにするのはもったいない。
そこでばらして、留め具 = クラスプを付けて、ネックレスに。
この色合いの珊瑚のネックレスを購入いたしましたら、それ相応の金額となります。
しかし、この度のリフォームは数千円で完結。
安価で実用的なリフォームの代表例です。
珊瑚珠の穴にフォーカス
丸珠の場合、珠の中心に綺麗に穴が開いているとは限りません。
シンメトリーが狂っているものもございます。
真珠の丸珠の場合はあまり見かけないのですが、珊瑚や半貴石の丸珠には結構ございます。
よって、シンメトリーが狂っている = 取れてない丸珠 の場合は、糸やワイヤーの張り具合を加減する必要がございます。
真珠のネックレスを作る時のように、最後の "しごき" (テンションをかける作業)をいたしますと、ジクザグ・ガタガタ ? な不並びなネックレスとなります。
それを避けるために、じわ~~~ っと塩梅の良いテンションをかけます。
それがポイントとなります。
留め具(クラスプ)はやや大きめの物をご用意
通常、5~6.0mm 位のネックレスの場合は、もう少し小さい留め具(クラスプ)をご用意するのが通例です。
しかし、この留め具(クラスプ)が原因で、お客様にストレスを与える事がございます。
いわゆる「装着しずらい」 = 「留めにくい」よって、嫌だ。となります。
よって、加工打ち合わせの時に、ビジュアル的に良いサイズの留め具(クラスプ)と、一回り大きい留め具(クラスプ)をお客様にお渡しいたします。
実際に、留め具(クラスプ)をいじってもらいます。
目の前 = 前面でいじってもらい、「いや~なんとも」という顔をされたら、大きめの留め具(クラスプ)をお勧めいたします。
現実は、首の後ろで留め具(クラスプ)を操作し装着するのですから、前面でいじって装着しずらいのであれば、選択肢は一つしかございません。
ご納品までの流れ・代金
下記コンテンツをご参考くださいませ。
珊瑚は有機物。生き物です。
卵を産む ? 胞子を放つ ? 適切な言葉はわかりませんが、珊瑚は産卵いたします。
と表現いたします。
ある時期の夜、珊瑚は産卵するのです。
そして、何十年という時間をかけて大きな幹を形成いたします。
その幹を切断いたし、丸く研磨いたし、珊瑚珠を作ります。
"生きとし生けるもの" なのです。
大切にしたいですね。
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