象牙のイヤリングを18金製のピアスへ作りかえ

世田谷区からお越しのお客様からのオーダー

「母の象牙イヤリングを18金製のピアスにしてもらえますか ?」

リフォーム後の18金製ピアスパーツを取りつけた象牙ピアス。

喜んで !!

1, まず18金製ピアスパーツをご用意

お母上が付けていらした象牙のイヤリング

お母さまから引き継がれた象牙イヤリング

象牙を薔薇の花にカービングした、現在でも人気のデザインイヤリング。

金具はネジとバネで構成された「ネジバネ式イヤリング」

素材はメッキされた金属。

お客様のリクエストで、18金製のピアスパーツ一式をご用意。

18金製ピアスポスト+18金製シリコンキャッチ。

象牙は軽量なので、ピアスの芯は 0.75mmをご用意。

2, 長年の汚れをクリーニング

クリーニング前の薔薇にカービングされた象牙

ネジバネイヤリングを外し

溝に付着した汚れを特殊クリーニング液に浸けてブラッシング。

 

クリーニング後の薔薇にカービングされた象牙。見違えるほど綺麗になりました。

サッパリ ! スッキリ !! 綺麗になりました。

3, 18金製ピアスパーツを取りつけ完成

職人より

一昔前。

男性は象牙の印鑑を所有する事がステータス。

女性は象牙のアクセサリーを身に着ける事がお洒落。

特に夏に身に着けるサマーアクセサリー。

 

私も独立した時に、父の遺品である象牙の印鑑を彫り直し、開業届に印を押しました。

富・ステータスである象牙を、縁起の良いものと認識したからです。

 

現在では「ワシントン条約」で制約の対象になっている象牙。

また、象牙アクセサリーを製作する職人も、東京都には数える程しかいないとの事。

とても貴重な有機物。

古臭いからと、ほかしていたらもったいない。

お花のモチーフのアクセサリー、嫌いだという女性は少数派。

きちんとクリーニングして、18金やプラチナ製のパーツを付けたら、これから数十年、十分身に着けて楽しめます。

お試しくださいませ ♪

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